2章 引きこもりと未来と大桜一家

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「もしかして、あれ……か?」 俺は前方に見える和風の屋敷を指差す。 「はい、あれが私の家なのですっ」 それは俺が今まで見たどの家よりも大きかった。 薄闇の中でも映える厳かな雰囲気のそれは、さながら地獄の閻魔の住む城のような存在感だ。 ……もしかすると今から閻魔より怖い人物に会うことになるかもしれないんだけどな。
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