2章 引きこもりと未来と大桜一家

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ぐうっ……緊張して胃が痛くなってきやがった……。 俺は思わず腹を押さえる。 「次郎くん? ど、どうしましたかっ?」 「ちょっと腹が痛くなってきた……」 「だ、大丈夫ですか? で、でも、家はすぐそこなんだからそれまで頑張って下さい……」 そう言って心配そうに俺を覗きこんでくる未来。 優しいなあ……うん。 だからこの胃痛の原因はすぐそこの家なんだが、なんて言えるわけがないだろう?
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