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「ちょっと飯塚さんっ!? 何してるんですかっ!」
それを見た未来が、慌てふためき男から短刀を取り上げようとする。
「とめないでくだせえっ、腹でも切って詫びをいれねえと俺は……」
「馬鹿なこと言わないで下さいっ! そんなこと誰が頼んだんですかっ」
「で、ですがっ……」
何やら悲壮な表情で男は未来を見上げる。
「今日のことは誰も悪くなんかないです。はぐれてしまったのは、私にも責任があります」
「……」
「だから罰を受けるというなら、もちろん私も一緒です」
「な、何を仰るンですかいっ! お嬢が罰だなんてそんな馬鹿げたことをっ!」
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