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突然道場の明かりが灯り、一気に道場内は明るくなった。
明かりがついたことにより隊士達はホッと安堵の息をつく。
それから察するに闇討ち稽古は終わりらしい。
飛鳥は刀を鞘に戻し、刀を腰に収める。
そして自分を庇っていた人物が見えてきた。
その人物は後ろを振り向き、飛鳥を見たとたん目を見開いた。
「あー!あの時の人だったんですね!」
飛鳥「…どこかでお会いしましたっけ?」
近藤「雪の中、倒れた桜井と笹木をここまで運んでくれたんだ。
そして今日から新入隊士になるんで闇討ち稽古に入ってもらったんだ」
「申し遅れました。
今日より新撰組隊士として此処でお世話になります。
市村鉄之助です」
市村は爽やかに飛鳥に挨拶をする。
だが…。
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