日常

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梅雨のじめじめさもなくなり、夏の風がこの街・京都を通り抜けていく。 街は人々があふれかえり賑やかで、常に活気が溢れていた。 『誠』を背に、京の街を守る最強剣客集団・新撰組。 その新撰組の寝所であるのが京の街にある『新撰組屯所』である。 その新撰組の屯所から、今日“も”賑やかな声が聞こえていた。 飛鳥「副長ぉぉお!」 土方の小姓である飛鳥は、朝から土方を起こしに土方の自室に来ていた。 土方の自室につき、襖をスパン!っと開けると、そこには気持ち良さそうに眠る土方がいるでわないか。 それを見た瞬間、飛鳥の額に青筋が走る。 そして、狙いを定めると目にも留まらぬ早さで土方の首を掴んだ。 飛鳥「何気持ち良さそうに寝てんだぁ!!!」 土方「うげ∑! てめ、桜井!ちょ、苦しいから!」 飛鳥「え?もっと首絞めろって?」 土方「誰もそんなこといってねぇ!」 朝から賑やかである。
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