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「ねぇ、洋平ん家着いたよ?」
苦闘する俺に、彼方の高めな声が届いて足を止めた。
「………(汗)」
玄関先に着いていた。もちろん兄貴のバイクも置いてあって……彼方が笑顔を向けている。
(この状況はなんだ…??!もしかして彼方はいつもの様に俺から誘いがくるのを待ってるのか……?)
「あのさ…「ごめんね洋平。僕これからデートだから急がなきゃ💦」
「……………あ、そう」
勇気を振り絞って吐いた俺の言葉は容易に彼方に消された。
「ばいばーい」
手を振る彼方に手を振替えして家に入る。
そして俺は……
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