3人が本棚に入れています
本棚に追加
康介&東谷『あっ!?』
康介『ご、ごめんなさい!?』
僕は、慌てて手を離した。しかも何故か敬語になってしまった…
なさけない…
東谷『い、いえ…じゃあ…ま』
康介『あの!!』
僕は彼女の話を遮っていきなり話す。大声で。
東谷『ひゃい!?』
康介『こ、これからも僕から話掛けてもいい…ですか?』
やばい、恥ずかしい。
東谷『あ…』
彼女は顔を赤くして教室を出ていった…
ションボリする僕に桂一が、耳元で囁く
桂一『早く追いかけろよ?せっかくのチャンスだぜっ?』
いつになく真面目な声、俺は走り出した。
東谷さんが行きそうな場所…あそこしかない!
そして俺は階段を駈け登り屋上へ登った。
ガチャン!
勢いよくドアを開けた。
そして彼女がいた。
東谷『康…西宮くん…』
康介『康介』
東谷『え?』
康介『康介って呼んでいいよ?東谷さん』
東谷『う、うん。こ、康介…くん』
康介『それでさ、さっきの答えを聞いていいかな?東谷さん』
東谷『小百合』
康介『えっ!?』
東谷『小百合って…呼んで?康介くん…』
康介『じ、じゃあ…小百合さん…さっきの答えを…』
小百合『え!?…』
顔が真っ赤になる小百合さん。
小百合『だから…いいですよ…私からも康介くんにできるだけ…話し掛けるようにしますから』
康介『やっ!!!』
小百合『え?』
康介『たぁぁぁぁぁ!』
小百合『ひゃあぁぁあ!?!?!?』
驚いてこけそうになった小百合さんの手を握って抱き寄せた…
小百合『え!?』
彼女は赤面した…
最初のコメントを投稿しよう!