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「それもそうだな。
ちくしょー、オレ一点も入れてねーぞ!
次だ次!」
アキラは悔しそうに下の取り出し口に落ちた円盤を取り出した。
「まぁ見かけたら連絡入れるだけだ。
深くは関わらねぇ方がいい。
アキラ、マキ!
コーラとジンジャーエールここに置いとくぞ!」
長さんはバーに二人のドリンクを置くとまたいつものようにグラスを手慣れた感じで拭き始めた。
ロクはあの写真に写ってた白髪の少年に疑問を少し抱きつつ残りのレモンスカッシュを飲み干した。
刻々と時間は過ぎて時刻は午後6時45分、やっと四人目五人目とぞろぞろ部活帰りの学生がやって来た。
「よう長さん!」
「オレサイダーひとつ!」
「あたしアイスコーヒー!」
「私も!」
「僕はいつもの長さんの特製おにぎり!」
「おっ!
エアホッケーあるじゃん!」
カフェ「餓鬼魂」は毎度のごとく野球部やサッカー部などの運動部だけではなく美術部や吹奏楽部などの文化部もやって来る。
「親っさん遅れてすんません!」
「すぐ着替えてきます!」
あと長さんが喧嘩をやめさせた時の二人のヤンキーもやって来た。
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