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長さんは待ってましたという顔をしてバーを出て、テーブルの方へと歩いていった。
テーブルが置かれているそばには大きなスペースがあり壁のすみには学生達がよく遊ぶスロットマシーンやピンボールなどがあり、長さんはその隣の卓球台ほどの大きさで、白い布で覆われているものの横で止まった。
長さんは白い布を両手で掴んでそれをバッと天井へと放った。
「ジャジャーン!」
「おぉ~!」
三人は目を丸くした。
それは学生達の新たな玩具・エアホッケーであった。
それを見てアキラは跳びはねながらエアホッケーへと向かっていった。
「すっげー!
早速遊ぼーぜ!
マキ、オレと勝負だ!
あ、長さんオレコーラ!」
「よし、やるかー!
長さんあたしはジンジャーエール!」
マキは半袖のYシャツを肩までまくり上げてやる気満々にエアホッケーの方へと向かっていった。
ロクはいつの間にか差し出されていたレモンスカッシュを飲みながら、バーの椅子に座って二人の対戦を見ていた。
「いつも楽しそうだなぁお前らは。」
長さんは冷蔵庫にあるコーラとジンジャーエールを取り出しながらロクに言った。
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