君とボク。

7/20
前へ
/589ページ
次へ
はっきり言って、俺の家は有り余る金を持ってる。 だから、俺がバイトなんてする必要は無い。 …が、そんな環境で育った俺には、社会的ルールってのが、備わなかった。 それを見兼ねた親父が、勝手に、この店へ俺の履歴書を送ったんだ…。 要は社会勉強で、バイトしてるって事。 そのお陰で、薺さんには社会的ルールを、散々叩き込まれたんだけど…。 「ありがとうございます。先、行きます。」 そう、言い残し俺は足早にスタッフルームへ飛び込んだ。
/589ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1633人が本棚に入れています
本棚に追加