君とボク。

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彼女の名は、樋口 愛音。 ここから一駅先の、永華短期大学に通う学生アルバイト…らしい。 悪魔で薺サンから聞いた話しだけど。 樋口がココに入ったのは、一ヶ月程前だ。 仕事は割と淡々とこなすタイプで、まぁ属にいう働き者って奴? けど、最低限の挨拶と仕事内容以外の会話をしたことが無い。 礼儀正しくて、他人受けは悪くはないだろう。 …ただ、なんか他人を寄せ付けない雰囲気を持っている。 そして 真っ直ぐ伸びる黒髪と、意志の強そうな瞳が、またそれを増長させるのだった。
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