あなたへ

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だけどあなたはぜったい手の届かない場所にいる。 必死に手を伸ばした。 必死に追いかけた。 それでもあなたは手を伸ばすたび、追いかけるたびに遠く、遠くどんどん見えなくなっていく。 届かないことは分かっていた。 その度離れていくことも分かっていた。
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