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『…どうした?具合でも悪いんか?』
そう言った雅治は心配そうな目をしてて。
私が慌てて涙を拭いたら抱きしめてくれた。
「ま、さ…っ」
柄にも無く大泣きしてしまって、たかが夢。でも怖かった。
そんな私をぎゅっと抱きしめながら背中を摩ってくれる雅治の温もりが、すごく安心する。
『…何かあったん?』
「なんかよく分かんない…っけど、雅治が、死んじゃった夢見た…っ!」
しゃくりあげて泣く私の言葉を頷きながら聞いてくれた、と思ったら溜め息つかれた。
『俺はここにいるけぇ、夢でも勝手に殺すんじゃなかー。』
「…っん。」
突然雅治がキスしてきた、触れるだけの優しいキス。
『不安な時は俺に言いんしゃい、些細な事でもいい。…側にいる。』
「まさはる…。」
私は嬉しくて、胸に顔を埋めた。そしたら雅も嬉しそうに笑って。
『可愛いのぉ、…じゃあ俺が此処にいるってこと、今から体でたっぷり教えちゃるからのぅ♪』
「…っえ、別にいいですもう分かりました。ちょ、待って、雅治、いやぁああああぁあぁあ!!」
その後、これでもかとゆう位思い知らされました。
…少しでも感動した私が馬鹿だった。
(どうじゃ、分かったかのう?)(ふざけんな!)(…さっきまで俺の下d(あー!わかりました充分分かりましたー!))
――――――
あははん♪(逃走)
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