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「……そうそう、いい加減その口調直してくれない? これまではあまり気にならなかったけど、最近顕著だぞ? まるで女子高生みたいじゃないかよ。……声が少々高いのは体質的なものだから気にはしてないけどさ、弟としても少し恥ずかしいんだからもっと普通に男言葉を使ってくれよ」
和真はそう言い放つと、そのままスタスタと私の部屋から出て行ってしまった。
…………あれ? なんか、っていうか、絶対におかしくない?
……いや、それよりも今は遅刻しそうなんだった。早く着替えなくちゃ。
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