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―優志Side
今日の千晶はかなり可愛い。
「髪、巻いてる…よね?」
「似合いませんか?」
少しいつもよりフワッと
なっている髪を恥ずかしそうに
手で触りながら、聞いてくる。
「ううん…可愛い。」
可愛い、可愛いってどんだけ
言えば気が済むんだよ、って
思ったやつ。
千晶は本当に可愛いんだよ。
「じゃ、いこっか。
……ん。」
手を差し出すと、ぎゅっと
にぎってくる千晶。
俺は少し恥ずかしくて顔を
前にむける。
あー、今日も楽しくなりそう。
「きれー!」
「そうだね。」
「かわいー!」
「あ、あれも可愛い。」
そうこうしているうちに、
何時間かたち少し、疲れた。
「ちーちゃん、休憩しよ。」
「そーですね。」
端っこの方にあるベンチ座る。
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