01

2/6
前へ
/158ページ
次へ
出会いは突然。 バシャーッ バケツに水をくんで、近道を 走っていた。 すごい慌てた。 だからかなー…目の前の人に 気づかなかったのは。 「冷たい…。」 「ひゃあ!ごめんなさいっ!」 私はおもいっきり突撃したうえ、 バケツの水をかけてしまった。 「ほんとに、ごめんなさ……」 そこで私の言葉は切れた。 「大丈夫だよ。あーでもなんか 拭くものないかな?」 その男の人は物凄くかっこいい。 も…もしかして。 この人が有名な優志先輩?! わー本当に優しい…。 「あ…ハンカチどうぞ。」 私がそう渡すと優志先輩は 天使のごとく微笑んだ。 .
/158ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11020人が本棚に入れています
本棚に追加