~第1章~[?]いつか何処かで[?] 東くんへ

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7月。 またまた仲良しグループで、都内の遊園地に遊びにいく。 遊園地なのに、プールに入ることに、決定。後で聞くと、男子全員一致の意見だったらしい(笑) 恥ずかしいけど、水着に着替えて、流れるプールで、みんなおおはしゃぎ🎵 東くんも一緒なので、とっても楽しい。 たっぷり泳いだ後は、誰かがせっかくだから、遊園地に行こうと言う。 (え~お金足りないよ💦) 焦るわたしにある考えが浮かぶ。 「わたし、小学生料金で入るから」 みんな、『ばか~』『駄目だろう』とか、言う割りには、誰も本気で止めようとしない。 みんながかたずを飲んで見守ってる中、 わたしは堂々と、小学生料金で遊園地に入って、乗り物に乗りまくった。 帰り道、東くんは、みんなに聞こえない、小さな声で、 『彩ちゃんは、やる事大胆だなあ。水着も大胆で似合っていたけど(笑)』 と、囁いた。 わたしは、真っ赤になって、うつむくだけだった。
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