42人が本棚に入れています
本棚に追加
/241ページ
エリザ「今はクレアに居ます」
リニカ「よく解んない」
ルイス「そのうちわかるさ、さあ今日は宿へ行って寝ようか」
- カラン カラン…
そこへまた、一人の男が来店する。
グラサム「よう、ルイスじゃねぇか」
ルイス「クレアで会ったばかりなのにこんなとこで会うとはな」
グラサム「何か奇怪(オカ)しいか?」
ルイス「早いなぁと思ってな。突発か?」
グラサム「逆だ、暇でよぉ。最近は任務も来なくてな」
ミラノ「彼は?」
グラサム「オレはBの官長グラサム・ワンダだ」
ミラノ「初めまして、ミラノ・テラスといいます。ミジェールで何度か見掛けた事がありました、鎌鼬だったんですね」
グラサム「あぁそうだ。じゃぁまたな」
-
エリザ「彼はミジェールには用はないと思いますが…何でしょうかね」
ルイス「また気になるのか?」
エリザ「ええ、ちょっと…」
リニカ「暇だって言ってたし暇潰しじゃないの?」
エリザ「任務は小さくても大きくても、7Groupにほぼ均等に与えられるはず」
ミラノ「という事は、他の気になる何かと重なるとか…」
リニカ「何?何言ってるの?気の所為じゃない?」
エリザ「ウエスト・ビッグ・バトル…」
リニカ「?」
ミラノ「トナミ公国は今再建に伴って裏では軍力もつけているそうですね」
エリザ「…今回嫌な予感がいつもと少し違うんです」
ルイス「それはそれで、あいつがそんなに頭いいか?」
ミラノ「彼も鎌鼬ですよね。仮にも一流だという事で」
エリザ「そうですね…」
リニカ「意味わかんない、鎌鼬ってそんな凄いの?」
ルイス「ああ、クレアの隠密精鋭部隊だからな」
リニカ「そんなの他の国にも在(ア)るじゃない」
エリザ「在りますね、他と比較出来る証拠もないし」
ミラノ「ないでしょうね」
ルイス「ま、オレらが一番だろうがな」
リニカ「根拠は何?単なる自惚れ?」
ルイス「半分そうだな」
ミラノ「もう半分は」
ルイス「ミラノとリニカがついてるからな」
リニカ「尚更訳わかんない。私は役に立たないし」
最初のコメントを投稿しよう!