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チェロがエリザに近寄り、
チェロ「昨日は迷惑かけた」
エリザ「いえ」
チェロ「グラサムからあんたの事を
聞いた、上官を紹介して
くれにゃぁか」
ルイス「オレだが」
チェロ「あんたが…今回はすまにゃぁ
事したな、にしてもいい部下
持ってるな」
ルイス「あんたもな、船長思いの」
エリザ「彼は見えませんね」
チェロ「ああ、何だか知らにゃぁが
寝てやがる」
グラサム「って事で楽しく飲むかぁ、
な、ルイス」
ルイス「それにしてもよく会うな、
グラサム、世界旅行か?」
グラサム「まあそんなところよ」
ルイス「マスター、魚料理頼む」
― その晩は何事もなく
盛り上がった。
― 朝、村外れにあるイエロ-・ドクロ
アジト。
バキは眠れなかったとみえる
ようなクマの出来た顔で、チェロの
前に立った。
バキ「船長…」
チェロ「どうした」
バキ「話あるッス」
チェロ「どうした浮かない面して」
バキ「あのエリザって野郎と、仕合わ
せてほしいッス…」
チェロ「死ぬぞ」
バキ「だから許可を貰いちゃぁッス、
オレは今まで負けた事が
にゃぁっす、そりゃぁ
たまたまオレよりつやぁ(強い)
野郎と揉めた事が無かった
だけかもしんにゃぁっす」
チェロ「おぉ…」
バキ「けど、たまたま最初から
野郎が絶ちゃぁ勝てにゃぁ
相手と知ってたからって、
じゃあやめるってのはオレじゃ
にゃあ気がするッス、
海賊として、船長の部下と
して、イエロー・ドクロのクルーとして
戦って散りちゃぁッス、
最後かもしんにゃぁッスけど、
最初の我が儘、聞いてもらえ
にゃぁッスか」
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