CHAPTER.Ⅰ[王宮の剣士]

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エリザ「此処はホスピタルです」 リニカ「ホスピタル?」 エリザ「怪我人がすぐ辿り着けるようにゲート付近にあります」 ミラノ「鎌鼬に怪我人なんて滅多に出ないでしょう」 エリザ「任務となれば別です、強豪を相手にする事も多々ありますから」 ミラノ「退屈しないというわけですね」 ルイス「任務はバトルばかりじゃない。 一番大事なのはバトルにならないように話をどう運ぶか、だろうな」 エリザ「バトルは最終ですね」  次の戸が見える。 リニカ「あれは?」 ルイス「宿だ、今日は此処で休む。が、ちょっと酒場へ寄ろう」 ミラノ「ええ」 - 酒場。 - カラン カラン… マスター「やあルイス、エリザ。珍しいな」 ルイス「ああ…」 エリザ「ご無沙汰してます」 マスター「Group-Fに二人加入かい?」 ミラノ「初めまして、ミラノ・テラスといいます」 マスター「ミラノ・テラス?大物だな、あんた」 リニカ「Group-Fって何?」 ルイス「鎌鼬はGroup-A~Gで成ってんだ」 リーナ「ふーん…」 - カラン カラン…  そこに二人の男が来店する。 クウラ「ようルイス」 ルイス「ああクウラ…」 ミナミ「やぁエリザ」 エリザ「ご無沙汰ですね、ミナミ」 クウラ「彼らは?」 ルイス「ああ、バトルサポーター、ミラノとリニカだ」 クウラ「ミラノ?」 エリザ「リニカはリニカ・ウイングですよ」 クウラ「これは凄いな」 ミラノ「初めまして」 リニカ「どうも」 クウラ「サリヌ・ウイングは仲間に出来なかったってわけか?」 ルイス「ミラノが殺っちまった」 エリザ「一撃でしたね」 クウラ「何とまた…」 ミラノ「そんな、僕は…」 リニカ「自信持ってくれなきゃ報われないわ」 クウラ「そうだな」  クウラは頬笑んだ。 ルイス「何せあのサリヌだからな」 ミラノ「紙一重でした…」 - カラン カラン…  また一人の男が来店する。 カルア「官長、副官、此処でしたか」 ミナミ「カウスが来たか…」 カルア「はい」 クウラ「行くか。じゃルイスまたな」 ルイス「ああ」 リニカ「彼らは何?部下がいるの?カウスって?」 エリザ「彼らはGroup-C、部下が居ないのは私たちだけ。カウスは副官長にだけ与えられる鷹です」 リニカ「エリザの鷹は見た事ないよ」
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