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「おもしろい人。…こっちに来て座ってくださいな。」
彼女は黒髪を翻し立ち上がり、
なんとかテーブルの方を指差した。
「え…でも俺は…」
ユウキの呟いた声も届かず
腕を両手で引っ張られ
テーブルに連れていかれた。
なんとも特をした気分なんだが…、
さらに危険に一歩近づいたのも間違いじゃない。
結局座らされ、
彼女もスッと静かに腰掛けた。
少し強い風が吹き
黒髪がきれいになびく。
「あなたの名前、聞いてもよろしいですか?」
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