寄り道

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「……?」 霞はまた目を丸くし ユウキを見据えた。 勢いとは怖いものだ… ユウキはこの時身に染みてかんじた。 激しい後悔が体の中を駆け巡った。 「え?いや!、俺も絵がすきだから、他にもこんな絵かけるやつがこんな近くにいたんだなーみたいな!…あー!」 「私も好きですよ。ユウキくんおもしろいです。」 霞はそういうと上品に口を押さえ笑った。 今日に風が寒く感じ、 ユウキは自我を取り戻した。 おもしろいから友達として好きなんだよな? きっとそうだ! そういうことにしておけ! 「ユウキくん絵が好きなんですか?」 「あ、ああ!好きさ!俺もノートは持ち歩いてる!」 ユウキは慌ててノートを取り出し霞に手渡した。 「わあ、凄い!こんなにいっぱいかいてるんだ…」 霞は楽しそうな顔でノートを一枚一枚めくって行った。 最初見たときは美人な人だと思っていたが、よく見たら可愛い顔してる…。 普通のそこら辺にいる同い年の女の子みたいだ。 霞は無邪気な顔で ノートをめくり続けた。
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