彼女が望む場所

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朝だからと言って なにもいつも静かなわけでもない。 そう 俺はこいつのせいで時々あさの爽やかな雰囲気をぶち壊される。 「ユウキ~!奇遇だな!」 「…何のようだ?」 生意気にも肩を組んで来たのは中学からの知り合い 亜希人だ。 「そりゃ一緒に通学の誘いだろ~」 ケラケラ笑いながらアキトは笑えない冗談を喋った。 「冗談なら奈津美に言ってやれ。叫ばれて殴られればいい。」 「固いな~!」 再びケラケラ笑いだし、 結局ついてくるようだ。 いいやつなはずなんだけどな。 朝からこれは奈津美の説教並にきついんだ…。
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