彼女が望む場所

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「ブハー!」 朝一の通学路で初めて吹くことを体験した。 「おい!なんでそうなる。」 「だってそうだろ? そのカスミちゃんって子と趣味が同じ。そして彼女の絵に感動。おまけに可愛い!そこからの大胆発言!」 「最後の大胆発言は誤解だ。 大体なんで趣味が同じだけで恋なんだ。」 俺は腕を組みアキトに講義した。 そしてアキトは少し前を歩き振り返り、 「お前は筋金入りの絵描き馬鹿だ。人の絵に感動したら、もうそれは恋なんだ!それが異性なら尚更!」 と俺を語りだした。
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