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…てなんで俺はこんな机にむかって教科書なんか開いてんだ?
数分前ー
ユウキが最後の授業をさぼろうとした所、見事玄関で捕まり教室までひきずり込まれた。
クラスの奴らが物珍しそうな目で見てきたが、珍しいのはこの女だぞ~と言う目で見返してやった。
それにしても…
「奈津美…」
ユウキはなぜか後ろの席になってた奈津美に話しかけた。
さしずめ先生が奈津美に俺の見張りみたいなのを頼んだんだろ…
「どーしたの?あ!数学苦手なんだっけ?」
「いや~そうじゃないんだが」
さすがに「帰っていいですか」なんていったら授業中にも関わらず平手が飛んでくるんだろうな。
待てよ…?
なんだかんだ言って心配してんじゃ…
可愛いとこあるじゃないか~♪
妄想にふけてる時後ろから「ただ呼んだだけなら許さないわよ?」 と脅迫まじりの声が聞こえ、頬をつねられた。
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