ある妹の悩み

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 みなさん、こんにちは。ルカです。  天高く光を注ぐ太陽のおかげで、最近は暑いですね。バテていたりはしませんか?  今の季節、夕方になると風が涼しくて気持ちがいいです。濃い緑がさわさわとゆれる音も、涼しさを増幅させます。 その一時が、一年の中で一番あたしの好きな瞬間だったりします。     さて、突然ですが、あたしの悩みを聞いてください。  あたしには、小さいころから離れて暮らしていた兄がいます。  今は一緒に暮らしているのですが、それも最近のことで、兄との生活にもようやく慣れてきたところです。  兄の名前は、ルイ。年はあたしの五つ上で、あまり似ていません。    そんなことは実際、結構どうでも良いのです。兄はあたしをとても大事にしてくれます。 口には出しませんが、とても感謝しています。  今日はその兄のことで相談があります。聞いていただけますか?  あたしの兄は、とても器用で頭が良いです。  この前は、あたしがアジを捌けずに困っていると、すらすらと捌き方を教えてくれました。  まあ、これにはとても深い事情があるので詳細は割愛いたしますが、離れて暮らしていた期間が長かったせいか、あたしにはとても優しいです。  コーヒーに角砂糖を七つ、必ず放り込む味覚も、何も無いところで転んだりする不可思議さも、寝癖は指摘しないと直さない神経も、なにかに失敗しても焦る事無く「ま、なんとかなるよ」と必死になることの極端に無いある意味図太い性格も、あたしには全く理解できませんが、あたしはそんな兄を敬愛し、役に立とうと現在必死で勉強しています。  これも絶対に秘密です。兄には内密に願います。  
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