この空の下

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この空の下

行き交う人は 互いに感心も持たずに   見上げる空は 雲がかって薄暗い   人はいるのに 独りぼっち…   そんな気持ちでいっぱいで   この瞬間に僕が消えても 誰も何も思わないんだろうな…     ポケットに突っ込んだ手が 温かいのに冷たくて   お気に入りのダウンも 温かいのに冷たくて   動きやすいラフな格好なのに 何だか動き難い   呼吸も息苦しく   足取りも重い     ただ何となく毎日が過ぎていって   何だか孤独で   でも雨が降ってきたのか 頬に一滴落ちてきて空を見上げた     あ…     空は繋がってる って何かで読んだな   遠く離れていても 空は繋がってるから   空を見上げれば   同じ空を見てるよ   って     今この空の下に 遠く離れてる君は   笑ってるかな     そして僕は気付くんだ     僕は今一人だけど   独りじゃないんだって
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