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ぽんぽん、と宮香は佳夜に頭をなでられる。
佳夜はあたしより頭一つ分くらい高い。
あたしはされるがままだった。
上目遣いのどう見ても、耳をたらした猫にしか見えない宮香を佳夜は気に入っていた。
「だから大丈夫だって。明日はきっと慎の方から話しかけてくるって」
じゃぁな、佳夜はそう言って自分の家に入っていった。
あたしたちはいつの間にか、もう家に着いていた。
「えぇっ! なんで!?」
返ってきたのは佳夜の意味深な笑いだけ。
時々あたしはあたしが佳夜の一番のおもちゃじゃないかって思ったるする。
はぁ………
ちょい鬱。
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