新学期

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「すみません」 一応あやまるわたし。もちろんとても不本意だった。 けれど、隆道先生なんてゴメンナサイだけど、どうでもよくって、あたしにとっては慎くんに笑われてしまった事の方が重要だった。 幸運なことに隆道先生の授業はすぐにおわった。 けれど、あたしはいまだに気まずさから解放されずにいた。 顔がまだ熱い。 どうしよう、慎くんに変な印象もたれちゃったら、どうしよう。
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