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メイリィは不機嫌な顔で一階の
ホールに向かった。
ちなみにメイリィが着た(着せ
られた?)のは赤がモチーフの
可愛らしい綺麗なドレスだった
。
(あ、スカート踏みそう…も~
きにくい!何で私の家は無駄に
広いのかなぁ…?)
「もぉ………サラのばか」
「ふふ…そのお洋服、気に入っ
ていただけました?」
サラはメイリィの反応を楽しん
でいるかの様に笑顔で聞いてき
た。
「そりゃ綺麗で可愛いけどさ…
物凄く動きにくいよ!スカート
踏んでこけちゃうよ!」
「でもとってもお似合いですよ
~お嬢様♪」
……ひそかに♪マークつけたな
サラ……楽しんでる~っ(泣)
「うぅ……ねぇサラ…パーティ
に来てくれた人達にご挨拶とか
…あるかのな?」
「あると思いますよ?常識です
から」
メイリィはがっくりと肩を落と
し何の挨拶をしようか考えた。
(母様がしてくれればいいのに
ぃ~っ)
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