第三章 接触

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風の音のみが聞こえる。そりゃ壊滅した村だからなここは…。 入口の看板にはこう書かれている。 羽生蛇村と…。 かつて俺はここに訪れていろんな経験をした…。目から赤い水を流す者、謎の化け物と戦闘…。そしてある少女との出会い…。 俺はここでジェノサイダーとして村人を次々に倒した。恭悟と出会うまでは…。 嫌な思い出を思いだしていると後ろから足音が聞こえた。 恭「………。」 振り向くとそこには俺と同じくらいの青年がいた。 刹「……。あんたは誰だ…?」 恭「須田恭也。あんたは?」 刹「多賀刹那。…ここで何をしているんだ?こんな廃墟の村で。それに須田恭也って…。須田恭悟って名前に似ているね。もしかして恭悟と兄弟…?」 !?この青年…恭悟を知っているのか?
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