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そこへさっきの人だかりから抜けてきたのか芸能人が―――
『ハァ…ハァ…』と息が荒い。
どうやら走ってきた様子。
私はびっくりして開いた口が塞がらずポッカーンとしてると『やっと見つけたぁ~!良かった…まだ帰ってなかったんだね』と近づきながら話し掛けてきた。
「あ…えっと…」と言葉につまる私。
『まぁとにかく会えて良かったよ』
『でさ~もしキミが時間あるならけれからどっか行かない?!』
まさかの発言に私は思わず考え込んでしまった。
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