0人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらく悩んでいると―――――
芸能人が口を開いた。
『もしかして…警戒してる?!…そりゃそうだよな…どうあれ俺は男に変わりないわけだし…警戒するのも無理ないよな…』と悲しそうな表情で言われた。
私はなんて答えたらいいかわからなかった・・・。
もしここで私が警戒してないって言ったら言ったで軽く見られちゃうだろうし…逆に警戒してるって言ったら傷つけちゃうかもしれないし…。
〝例え他の人には軽く見られてもこの人だけには軽く見られたくない!!〝
私はおもいきって「う~ん警戒してないって言ったらウソになっちゃうけど…正直少しだけ…」と答えた。
――――重たい空気が流れる―――
するといきなり芸能人が『連れて行きたい所があるんだ。行こっ!』と私の前にスッと手を差し出した。
私はちょっと警戒しながらも怪しい所とかだったらすぐ帰れば大丈夫だよね!?と心の中で自分に言い聞かせ「…う、うん。」と言いその手をとった。
最初のコメントを投稿しよう!