あいつ

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                                いつも 気付けば  側にあいつがいた…                                 生意気なあいつ…                                 年下のくせに  いつも私を馬鹿にしてた                                 でも いつも私を支えてくれた                                 口は悪かったけど   眼差しが優しかった                                 毎日が楽しかった…                                 私が一人隠れて泣いてたら 気付かないふりで笑い飛ばしたね                                 でも 知ってるよ 探してくれてたんでしょ                                 そんな優しさに  私は毎日しあわせだったよ                                 そんな毎日がずっと続くんだと思ってた…                                 今は私の側にあいつはいない…                                 たまに後悔する事はあるけれど                                 あいつの側に誰かがいて しあわせならそれでいい                                 たまにあの頃を思い出して懐かしむよ…
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