香織の転校♪

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ジリリリリリリ!! ベットの上に置かれた目覚まし時計の音で起こされる。 私は眠い目を擦って体を起こし顔を洗いに行く。 意外かもしれないけど、私は寝起きが良い。自分で意外って言うのはおかしいか。 とりあえず転校初日だから、気合いを入れて準備をしよう! 朝ご飯をしっかり食べて、制服もしっかり着て、スニーカーを履いて外に出る。 今日だけ特別ってことで仕事に向かうついでに、お父さんが車で送ってくれるらしいんだけど……。 会社に行くついでだったら今日だけじゃなくて毎日送ってくれれば良いのに。 なんてことを考えていると、学校に到着していた。 「じゃあ、行ってきます!」 父親に笑顔で手を振り、私は、職員室に向かって歩き出す。 パンフレットで見た通り、校舎や門はとても綺麗で本当に学校?と、思ってしまうくらいだ。 「ってか、長いな!」 門から結構歩いたと思うんだけど、敷地内広すぎ。 こんなに広いとこれからの学校生活苦労しそうだな。 なんて考えていると、やっと校舎までたどり着いた。
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