4.

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「ん、ん、ん」  知らずのうちに夢中になっていた。口の端から唾液がもれ、顎を伝ってポタポタと床へ糸を引く。 「……いい、反応だな」  長いキスのあと、和哉がニヤリと笑った。 「……っ……」  徹はすっかり息があがっていた。呼吸を整えながら、口元を拭う。 「初めてじゃないみたいだ」 「……あっっ」  思わず、声が出た。  既にたちあがりかけていた徹の下半身にあるものを、和哉がガシリと握り込んだのである。 「キスだけでこんなか」 「っっ~~」  ゆっくりと、いじられる。 「我慢するなよ。どうせ自分でもシゴいてんだろ。素直に声出せよ」 「そっ、ん……あ、んっ」  ひどい物言いに抗議しようにも、下から伝わってくる感覚に、意志がしっかり保てない。 「人の手でシゴかれるのって、どう?」 「はぁ、っあ、ん……あ……」 「気持ちいい?」 「っ……いじっっ、んっ、あんっ」  和哉の手の動きが速くなってきた。 「すっかりガチガチだな」 「もっっ、やめっ……」
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