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「お~い月ノ宮ァ蓮池が怪我した。治療してやってくれ~!」
陸上部のOBであろう人が愛達を呼んでいたので私は帰ろうと思ったのだが、類に腕を掴まれて強制的に連れてかれた。
「ちょっと滲みるけど我慢しなさい。」
愛はそういうと、蓮池君のひざ元にガーゼを持って来た。
「ッ……うっ!」
余程染みるのだろうか。彼は苦痛に顔を歪ませていた。
片目だけを閉じて痛みに耐えている彼をみると不謹慎だが綺麗に思えた。
すると…
「月ノ宮!そこの女の子は誰だ。えらく美人だが?」
OBの先輩が鼻息を荒くしながら類に聞いた。
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