プロローグ

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「ねぇお兄ちゃん、何書いてるの?」 5歳のころだった。 公園のベンチで何か書いているお兄ちゃんに声をかけた。 「ん?今空書いていたんだよ」 にっこりと微笑みお兄ちゃんは答えてくれた。 「見せて見せて♪」 見せてくれた絵はとても綺麗な空だった。 「すごくキレイ!!」 「ありがとう」 少し照れくさそうに笑った顔はとてもキレイで、子供ながらにドキドキした。 「お兄ちゃん僕も書きたいな」 「じゃあ紙あげるよ。何書くの?」 「んっとね~ひみつ♪」 しばらく二人で何か書き続けた。
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