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伯利 大河 （はくり たいが）（20）。
今年で大学三年生となる。
専攻は工学部で電子工学科にいる。
かなりの機械オタクで性格はかなり内向的でおとなしい。
ただし、彼には人には言えない秘密があった。
それは、追々にわかることなのだが……。
大学についた大河はとりあえず、自分の所属する山田研究室に向った。
通称は「山研（やまけん）」である。
この学校では担当教授の名前が研究室につくことになっている。
研究室に入ると誰もいない様子だった。
大河はとりあえず、拾ってきたノートパソコンを取り出して、電源を入れてみる。
『………。』
パソコンはなにも反応しない。
『まぁ、すててあったからな……』
少し期待していたのだが、やはり壊れているようだ。
いろいろとかまってみるがいっこうに動こうともしない。
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