411人が本棚に入れています
本棚に追加
あのバスケの日から、少し経った土曜日の夜。
タクミはナオに電話をしていた。
「もしー。どおした?」
相変わらずの微妙なテンションなナオである。
「今日暇やろ?」
「あー暇やな。どこ行くん?」
「ナンパー。行きたかったやろ?」
「は?マジ?」
自分から振ったくせに、驚き過ぎである。
「マジマジ!とりあえず11時に24で。」
タクミはノリノリである。レイクですら計画性の大切さを訴えているのに、彼は、ノリ・勢いで生きている。
脳内メーカーもノリと勢いで表示されるにちがいない。
「しゃーねーな、わかったわ。」
「詳しくは24で。じゃあ後でねい」
.
最初のコメントを投稿しよう!