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この24とは、オートレストランのことである。駐車場もあり、隣にはコンビニもある。
また、これから向かう場所にも交通に便利な場所なのである。
コンビニの前でタバコを吸うタクミ。
すると、黒いヤン車が一台近くに止まった。ナオである。
「おっす。」
車に乗り込むタクミ。
「おす。つか相変わらずすげえなーこのヤン車」
「ヤン車じゃねえし!VIPやしな!」
当時このヤン車は、スイッチ1つで車内が明るくなったのだ。窓の辺りにLEDがてんてんと埋め込まれていたからだ。
後にマフラーが4本出しになったり、ミニバンなのにリムジン使用になるのである。
「おー今日暇やろ?行くわ!」
「はい?まーええけど」
急にタクミの家へと押しかけるナオ。
「じゃあ、2列目取っ払うから工具貸して!」
気付くと、ナオの車は7人乗りから4人乗りになったのである。
ナオもまた計画性に欠けた男であった。
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