はじまりはじまり

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ぷるるるるーぷるるるるー。 がちゃ。 「あーもしもしー」 「うぃー。どおした?」 電話に出たナオは、中途半端なテンションだ。 「ナオさーうちの大学のバスケ部と試合やるんやけど、やらへん?」 うちら二人は、中学バスケ部繋がりで、高校も同じだった。 高校でもバスケを始めるが、タクミだけすぐに辞めた。 「バスケー?久々やし、つか急やなー」 それもそお。 大学は別々だったため、あまり連絡をとってなかったから。 「まあ細かい事を気にすんな!だから、イン・ポッシブルなんやぞ」 「うるせーよ!……まあ、バスケは行くわー。また日にち教えてー」 「さっすが。ええノリやわ。じゃあまたねー」 「あーい」 ぷつ。 ナオのイン・ポッシブルについては後々語るであろうと思いたい。 .
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