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そうしているうちに電車が来て、気がつくと次の乗り換えの駅まで来ていた。 みんな一気に出るみたいだったので、はぐれないようとっさに俺はさくらの服の袖を掴んだ。 駅のスペースまで来て、手を握り直してそのまま次の電車に乗り、また乗り換えていき最後の電車まできた。 席が空いていたので座ったが、途端に睡魔に襲われた。 この時手は離れていた。 「さくら…」 「ん?」 「最後だから手…繋ごうぜ」 「あっハイハイ」 そして親と待ち合わせの駅まで行き、さくらんちの車で家まで送り届けてもらい、デートは幕を閉じた。
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