ご対面。

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. ドクン、ドクン。  って、波打つ心臓。  ピンポーン… 呼び鈴を押した。  「はい。」 カチャッて、ドアが開いて。  出てきたのは… チャラチャラした男。  あれ…? 確か、有名私立高校に通う真面目くんじゃなかったっけ???  「誰?」 はッと我に帰る。  「え~と…」 何て言うんだ?!  あなたの許婚ですッてか? ………笑えねェ。  「………もしかして、椿さん?」 椿ってのはオレの姉の名前。 「はッはい!」 向こうから聞いてくれたから助かった…。 その時。  「基~お客さん???」 部屋のなかから、女の人の声がした。  「否、セールス。」 ………は?! その男は、オレの耳元で囁いた。  「この通り、女には不自由してないから。」 バタン。  って音をたてて ドアをしめられた。 余りの出来事に呆然とするオレ。  とりあえず。  …………氏んでしまえ。 .
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