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近くまで寄るたびになんか深刻そうだということが分かる。
本当に鍵をなくしたのだろうか?それとも何か問題が起きたのだろうか?
近くにいる先輩に聞くが一番だな、やっぱ
頭から汗がタラリと垂れる。
厚着はやられたな。
腕で汗をさえぎつつ、先輩を呼ぶ。
「先輩…どうしたのですか?」
雄太も汗を拭きながら言葉を待っている。
「川原が鍵を失してしまってな」
おい!と思わずツッコミをしてしまいそうな返答であった。
まさか自分の予想が当たった事にかなりびっくりした。
当たったことに実は嬉しい。だが現実的には困るよな…
反省します。
「まあそれはいいんだが……
この暑さ、異常じゃねぇか?
川原含めて三人暑さにやられて倒れてしまってな。」
まさか熱中症か…!?
やっぱり尋常じゃないみたいだなこの暑さは。
汗が止まらねえ…。
何が起こってるんだ?異常気象にもほどがある!
まるで真夏だ。
「このまま部活やってたら誰かが倒れるのは避けられない。今日は部活を休みにする。先生には俺が言っておくからおまえ等は家で休んでくれ。
解散!」
今日から夏対策でもしなきゃな。
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