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「あっ、優市先輩ー☆こんにちはっす…」
挨拶は元気だったが、やはり体力を奪われているのだろう、川原は少し元気がない状態だった。
他の2人は"よっ"とボソッと言いながら手を振ってくれている。
「お前ら大丈夫か…!?」
「軽い熱中症だ…。
最初に部活にきたのは川原で、鍵を失してずっと外で待っていたらしくてな、あまりの日光の浴びすぎで途中で倒れてしまったらしい。」
ヒロの言葉を聞いてなんとなく予想は出来ていたのだが、この時期なら普通は有り得ない。春なのに…だ。
「ヒロとマサはいつ此処へ?」
「俺達は5、6時間目体育だったから大変だったんだよー(悲
そのときにやられたんだー」
へにょへにょとマサ。
それは確かにキツい筈だ。
が、何故よりによってヒロとマサが保健室行きになったんだろうか?他にベッドで倒れている人なんていないし…
「持久走だったんだよ。体力テストの種目が」
なるほど、納得。
ってそんなに無理しては駄目ではないか。プライドを賭けての闘いだったのだろうな…
「や、ゆっち二人組、なんか食べ物持ってきてくれたのー?
お見舞いがてらとかに」
買ってくる暇がないじゃないか。
「全く…部活が休みになるぐらいだからな…。今日はゆっくり休んでくれよ。心配だからな…」
「ありがとっす。先輩も無理しないで下さい。」
大丈夫。安心してくれ
俺は意外とタフだからな☆。
「あぁ、心配してくれてありがとな」
三人を休ませるため、俺は保健室を出ることを決心した。
「それじゃあ、また明日な。」
「バイバーイ☆」
雄太は来始めと帰る時にしか喋ってない。なぜ?ホワイ?
三人はほほえむ程度の笑顔で手を振ってくれた。
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