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8時20分
ようやく時間が過ぎていっているからなのか、段々と教室に生徒達が入ってくる。
人口密度が異様に増える。
あちぃ……
クーラーをつけたいところだが、残念ながら故障していて、今の所教室は9段階のうち5ぐらいにした炬燵のなかのような暖かさだ。
「異常に暑いな。厚着したのが間違いだった。」
「にょほほ~あついにょ~」
凄い語尾だ。とうとう暑さにやられてしまったか!
ってシャツだけを着てれば普通に過ごせるくらいだが?
「クーラー、直ってほしいな」
「そうだにぇ」
机にへばりつきながら雄太は語る。
意外と机って冷たくて気持ちいいんだよな☆
「二人ともゆったりしてるな♪」
隣の席の和也がにやけた顔で俺に話しかける。
「和也もさ、こうしないか?」
「俺には宿題が待ってるからさ、残念ながら」
そうか…大変そうだな…
[ん?宿題?今日そんな提出するような物があったか?]
一瞬迷いが生じる。
「頑張れよ☆」
和也は頑張ると言わんばかりのガッツポーズをし、机の中の問題集を取り出した。
あ、それ、俺やってないじゃないか。
不安が解決。困った。
そんなことを考えていたら先生がガラガラドスドスやってきた。
あらら
忌々しい。あぁ忌々しい(笑)
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