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『見下す…』
本当にアイルに申し訳ないと思った。
もしかしたら無意識に見下していたのかもしれない。
年下だし、フラれてばっかりだし…。
でもそれだけ恋愛をしてるということは確かだ。
『レイカごめん。そんなつもりじゃなかったんだけど、アイルの事頼りなく感じてたのかもしれない。アイルも呼んで3人で今日、集まれるかな?』
そしてアイルにもメールを送った。
『アイルごめんね、今日、話聞いてもらいたいんだけど、時間ある?』
レイカからの返信は無かった。
そしてアイルは
『ユリ何で謝ってんのwwアイル今日9時からなら大丈夫だよ(*゜∀゜)!レイカにも伝えとくね!』
そう言えば『w』の意味が最初解らなかった。
最近ではアイルもギャル文字を使わなくなっていた。当初読み辛く感じていたらレイカが
『何なのあのメールは』
とアイルに強く言っていた。
『社会に出る前に癖を抜きなさい』
こんなやり取りばかり眺めていたから、私はアイルの見方が変わらなかったのだろうか。いや、変わってしまったのかもしれない。
とにかく、自分より『下』に見ていた事は確かだ。
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