プロローグ

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「俺になんの恨みがある・・・・・・」 ワンルームの部屋で、一人毒づく。 ソファーに深く腰掛け、空になったビール缶を握り潰した。 テーブルの上には、同じように潰れた空き缶が散乱している。 「今日の合同会議でもそうだ。芹沢のヤツ。余計な事を!」 利雄は五年前に本社から支社に転勤、家族と離れて単身赴任中だ。
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