きっかけ
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『陽子?どうしたの?』 私は陽子に声をかけた。 彼女と話すのは春休み以来だ。 違う高校へ進んだ私達は前ほど会う事はなくなっていた。 『葉月…?久しぶりだね…』 陽子は元気なさげに笑った 『制服びしょ濡れじゃん!何やってんの』 私は持っていたタオルで陽子の頭を拭いた。
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